相続とは・・・
「相続」と聞いて始めに思い浮かぶのは、相続税だと思います。しかし、現実には相続税が課税される人は、相続の全体から見ると相続税の課税となるのは全国平均では、4%以下となっています。
平成27年より基礎控除額が4割減額された場合の試算でも、全国平均では、6%になると言われていますので、ほとんどの方は、「税金が掛からないなら」と関係ないことと考えがちかもしれません。
しかし、実際に相続では相続税以外の問題が大半となります。
つまり、税金が掛からなくても相続によりご家族、ご親族の間で問題が起きています。
相続
人(被相続人)が亡くなった時ときに、その人の配偶者や子など(法定相続人)が亡くなった人のもっていた財産(土地・建物、預貯金、その他)や、すべての権利義務(債権やマイナス財産など)を引き継ぐことです。法律(民法)で誰が相続する権利があるのか、またいつまでに手続きをしなくてはいけないのかが、明確に決められておりますので、きちんとした手続きを進めることが必要になります。
相続の開始はいつ?
被相続人が亡くなると同時に相続は開始されます。例えば相続人が、被相続人が亡くなり自分が相続人になっていることを知らなくても、相続は始まっているのです。
相続人が複数いる場合は、遺産は相続人全員で共有します。
最終的な遺産分割が決定するまで、だれか一人が遺産を処分するようなことはできません。
分からないことなどがあったら、相続問題のなるべく初期の段階で専門家に相談しましょう。
⇒⇒⇒ 次へ (相続の流れ)